僭越ながら2024年の締めくくりの記事を担当いたします。東新です。
今年も残すところ、あと僅かになりました。
慌ただしい年の瀬ですが、
私自身は、2024年に悔いを残さぬよう丁寧に過ごしています。
物価高騰が続いていますが、本年の振返りとして、
2024年10月の郵便料金の大幅な改定を取り上げたいと思います。
「25グラムまでの封書」84円⇒110円
「ハガキ」63円⇒85円
「レターパックライト」370円⇒430円
「レターパックプラス」520円⇒600円
あらためてみると、なかなかのインパクトです。
郵便物の量は2001年度をピーク(263億通)に減少傾向が続き、
2023年度はそのピークから52%も減少しています(136億通)22年連続の減少
今回の値上げは、郵便物の利用の減少や、燃料費の高騰や人件費の増加に対応するための措置とされています。一般的には需要が減ると値下げですが、郵便料金は逆ですね。
配送コストに限れば同じ場所に1通届けるのも10通届けるのも変わらないので。
郵便事業は2022度に2007年の民営化以降で初めて営業赤字に陥りました。
2022年度 221億円の赤字
2023年度 896億円の赤字
総務省の営業損益の試算によると
値上げを行わなかった場合
2028年度⇒3439億円の赤字
値上げを行った場合
2025年度⇒67億円の黒字
2028年度⇒1232億円の赤字
今後、値上げが繰り返されるのか・・・
ユニバーサルサービスの郵便事業がどのような形で維持されていくのか・・・
10月は他にも「児童手当の拡充」「最低賃金の引き上げ」「社会保険の適用拡大」
「教育訓練給付金の拡充」といった変更がありました。
これらは企業経営や日常生活や働き方にも大きな影響を与えます。
社会の変化が加速している昨今、大規模な制度変更が頻繁に行われています。
今後も同様の流れが続くでしょう。
制度変更といえば、先日、岡山県の手数料の支払いが証紙からPOSレジになっていることを知らず、
役所で有るはずもない証紙の売り場を探し彷徨っていました。
社会環境の変化が目まぐるしく、日常生活でも、
今までの常識が通用しないことも多く、
戸惑いも多くありますが、それを受け入れて面白がることが、
今の時代に大切なスキルなのかなと思っています。
今年1年の思い出を大切にしながら、新しい年を迎えられたらと思います。
2024年はありがとうございました。
2025年、神戸サンソグループにとって、素晴らしい1年でありますように☺