在宅酸素療法(Home Oxygen Therapy)は通称「HOT」と呼ばれます。
ご家庭で酸素を吸入することにより、慢性呼吸不全患者様の酸素不足、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上のお手伝いをさせていただきます。
1.酸素濃縮装置
空気を機器に取り込み、その空気から高濃度の酸素を作り出す医療機器です。
操作も簡単ですので、誰でも手軽に使用することが可能です。
しかし、電源は家庭用コンセントを使用いたしますので、停電になると使用することができなくなります。
詳しくは、こちらをご覧下さい。→ 帝人ファーマ株式会社
2.液化酸素システム
マイナス183度の超低温液化酸素を気化させて供給するシステムです。
この「液化酸素システム」には、設置型とポータブル型の2種類があります。在宅時には設置型から直接酸素を供給し、外出時には設置型からポータブル型に液化酸素を補充して使用します。
「液化酸素」は、容量のわりに長時間の使用が可能であることに加え、酸素ボンベに比べて、軽量小型というメリットもあります。
しかしその一方で、液化酸素を使用しなくても自然に蒸発するというデメリットもあります。
詳しくは、こちらをご覧下さい。→ チャートジャパン(株)
3.携帯用酸素ボンベ
酸素を高圧で圧縮してボンベに詰めたものです。
主に外出時、緊急時にご使用頂きます。
患者様のご希望で内容量200リットル型と400リットル型を選んでいただけます。
又、効率よく酸素を供給するために、呼吸に合わせて酸素を供給する「呼吸同調式デマンドバルブ」のご用意もございますので、必要な患者様は主治医の先生とご相談ください。
詳しくは、こちらをご覧下さい。→ ダイキン工業(株)
睡眠中に気道が閉塞し一晩に何度も呼吸が止まる病気(睡眠時無呼吸症候群=SAS)の治療機器です。
睡眠中の気道閉塞を防ぐために、専用のマスクを鼻、あるいは口に装着し、機械から陽圧を送り込み気道を開く治療法です。
詳しくは、こちらをご覧下さい。→ 帝人ファーマ株式会社
詳しくは、こちらをご覧下さい。→ 睡眠時無呼吸症候群サイト
在宅人工呼吸療法には、マスクを使用して換気する方法(NPPV)と、気管切開をして換気する方法(TPPV)があります。
以前は気管切開による気管切開式人工呼吸が主流でしたが、最近では患者様の負担を軽減するために、マスクを使用するNPPVが主流となっています。
詳しくは、こちらをご覧下さい。→ コヴィディエン・ジャパン(株)